携帯電話では、E-mail を受けられるサービスがあり、 自分のアドレスに来た E-mail を携帯電話に転送して、E-mail を リアルタイムにチェックするという使い方をしている方もいると 思います。
しかし、携帯電話では、キャリアによって、受信できる文字数の制限が 存在したり、文字数の数え方が特殊だったりします。 また、単に全ての E-mail を転送するだけでなく、送らなくて良い E-mail や、そのまま送って欲しい E-mail もあるはずです。
以上のようなこと機能を持つスクリプトに
大久保正彦さん
(ohkubo@rie.h.kobe-u.ac.jp
)の作られた sky.pl
(http://rie.h.kobe-u.ac.jp/~ohkubo/script.shtml
)
というものがあります。
私も最初はこれを使っていましたが、2000 年の年末に 齋藤友克さんから
また、sky.pl の作者である 大久保正彦さんに教えて頂いたのですが、 迷惑メール(SPAM)には、ある程度決まった形式があり、X-Mailer: で 区別できる場合もあるそうです。
sky.pl には、残念ながら、ヘッダ全体でのパターンマッチング 機能がないため、新たにプログラムを作ることにしました。目的は、
この様にして、最初の Version が完成しました。 しかし、使用しているうちに、
全てのヘッダでのパターンマッチングに関しては、
『Rubyを256倍使うための本 無道編』の著者の
青木峰郎
さんが作られている
TMail
(http://www.loveruby.net/ja/prog/tmail.html
)
を使っています。TMail
は、
メールを簡単に扱うためのクラスライブラリです。
Version 2 では、これを使うことによって、
全てのヘッダでのパターンマッチングを実現させたつもりです。
(以上 2001年11月3日以前)
Version 2 が完成し、少ししたら、TMail
が
version 1.0 に向けて仕様変更を、頻繁に行うという話を聞きました。
(この version が 0.10.X の様です。)
残念ながら、earth.rbは、0.10.X では既に動かないようで、
他の方が書かれたライブラリを使う便利さと同時に
仕様変更されたときの面倒臭さを感じてしまいました。
そこで、Version 3 では、
POP, APOP に対応した理由は、 ADSL や CATV 等、接続料定額の環境の方が多くなったため、 24 時間稼働の自宅のパソコンからプロバイダのメールを チェックできたら、便利だと考えたためです。
HTML メールへの対応というのは、単にタグを取り除く関数を 作って実装しているだけなので、あまり期待しないで下さい。
また、Version 2 でのいくつかのバグも潰れているはずです。 もちろん、新たなバグが、できている可能性もあります。 (以上 2002年5月2日以前)
earth.rbでは、以下のような環境が必要です。
作者の動作確認の環境は、sendmail + ruby-1.6.4 です。 開発には、ruby-1.6.6 を使いました。 残念ながら、開発・動作確認ともに PC-UNIX 上でのみしか 行っていません。(Windows でも動くとは思っています。)
earth.rbでできることは、以下の通りです。
できないこと、わかっていないこと、不満は、以下の通りです。
ライセンスに関しては、GPL になっているので、自由に使えると思っています。 GPL の詳細に関しては、 配布物に含まれる gpl.txt か、GNU の WWW site を 御覧頂き、それに納得されてから、使用されるようにお願いします。
何か、意見、要望、バグ、その他の修正(英語の部分も含む)等がありましたら、
m@fjts.org
まで、御連絡ください。
できる限り対応したいと思っています。
また、新しい version の earth.rbに関しては、
http://fjts.org/~m/Soft/Ruby/earth.rb/
にて公開したいと思っています。