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NEWCARD を使う!(20020917 版の設定の記録)

GKrelLongRunGKrellM-2.0 対応にしたら、 CURRENT でも、動くようになったので、 たかのさん に メールを差しげました。すると、 を頂けました:-)。「これはやるしかない!」と思い、 早速、FreeBSD SNAPSHOTs から、そのとき最新だった 5.0-CURRENT-20020917-JPSNAP をダウンロードして来てインストールしました。

patch

たかのさんに頂いたリストというのは、次のようなものです。
http://people.freebsd.org/~iwasaki/acpi/fiva-patch-20020916.diff 
http://people.freebsd.org/~iwasaki/acpi/acpi_pci_link-20020915.diff 
http://people.freebsd.org/~iwasaki/acpi/acpica-fix-20020914.diff 
http://people.freebsd.org/~iwasaki/acpi/pci_resume-20020914.diff 
http://people.freebsd.org/~iwasaki/pccard/newcard-ata-20020906.diff 
http://people.freebsd.org/~iwasaki/pccard/newcard-cardbus_suspend-fix-20020916.diff 
http://people.freebsd.org/~iwasaki/pccard/newcard-sio-hangup-fix-20020916.diff 
http://people.freebsd.org/~iwasaki/pccard/newcard-wi_inquire-fix-20020916.diff 
http://people.freebsd.org/~iwasaki/ata/ata-dmastart-panic-fix-20020916.diff 
手順としては、
  1. patch を入手し、patch をあてる。
  2. /boot/device.hints 等の hints ファイルに
    hint.cbb.0.irq="11"
    hint.cbb.1.irq="11"
    
    という行を追加する。
  3. /boot/loader.conf に次の2行を追加する。
    hw.acpi.pci.link.0.10.0.irq="11"
    hw.acpi.pci.link.0.10.1.irq="11"
    
  4. kernel の再構築を行い、再起動する。
dmesg 等で、
cbb0: <TI1420 PCI-CardBus Bridge> irq 11 at device 10.0 on pci0
cbb1: <TI1420 PCI-CardBus Bridge> irq 11 at device 10.1 on pci0
となっていれば、 FIVA 上で NEWCARD が使うことができる ようになります。:-)

これらは、 [acpi-jp 1778] のスレッドで議論されていた内容です。私は、良く分かっていないので、 興味がある方は、こちらを御覧ください。m(__)m

また、これらの patch を当てることによって、FIVA での S4 スリープの 動作も完璧でした。:-)

IEEE 1394 も認識します! [2002/9/26追記]

これもまた、たかのさん に 教えて頂いたのですが、現在では、firewire という module を load するだけで、 IEEE 1394 が認識するそうです。というわけで、/boot/loader.conf に
firewire_load="YES"
を追加して、IEEE 1394 を認識させています:-)。 情報提供ありがとうございました。m(__)m>たかのさん

設定の記録

例によって、以下、今回の設定の記録をしたいと思います:-)。

sysctl関連

[/boot/loader.conf の内容]
hw.acpi.pci.link.0.10.0.irq="11"
hw.acpi.pci.link.0.10.1.irq="11"
hw.ata.wc=1
snd_t4dwave_load="YES"
firewire_load="YES"
    
[/etc/sysctl.conf の内容]
hw.acpi.cpu.economy_speed=8
hw.acpi.lid_switch_state=NONE
hw.acpi.standby_state=S4
hw.acpi.suspend_state=S4
hw.acpi.power_button_state=S4
hw.acpi.sleep_button_state=S4
hw.acpi.thermal.min_runtime=300
hw.acpi.battery.info_expire=30
    

XF86Config

[Section "Files" に追加した行]
FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/"
FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TrueType/"
FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/CID/"
FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/TTF/"
FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/cyrillic/"
FontPath "/usr/X11R6/lib/X11/fonts/URW/"
    
[Section "Module" に追加した行]
Load  "xtt"
    
[Section "InputDevice" で Driver "mouse" の所の変更点](一番上の Option は 2002/10/8 に追加しました)
Option "Protocol" "auto"
Option "ZAxisMapping" "4 5"
Option "SampleRate" "600"
    
[Section "Monitor" に追加した行]
HorizSync 20-80
VertRefresh 55-90
    
[Section "Device"に追加した行]
Option "SWCursor"
Option "UseBIOS" "off"
Option "pci_burst"
    
[Section "Screen"で追加した行]
DefaultColorDepth 16
    
[Section "SubSection"で追加した行]
Modes "800x600"
    

その他

[malloc の振舞の変更]
ln -sf aj /etc/malloc.conf
    

アプリケーション関連

前回コンパイルできなかった Ruby-1.6、XEmacs は、 今回はコンパイルできましたが、例によって、 いくつかのアプリケーションがコンパイルできませんでした。 できなかったアプリケーションは、Canna, KDE3 等です。 Canna に関しては、packages-current に同じ version のが あったので、それを持って来て、対応しましたが、 KDE3 に関しては、まだ、できていません。時間があるときに やりたいと思っています。

また、perl についてですが、やはり、最初にインストールした方が 良いでしょう。ついでに ports をインストールしたときに

If you want this version of Perl to be used by default, please type

  use.perl port
というメッセージが出ますので、実行した方が良いと思います。

まとめ

このように

FIVA 上で NEWCARD は使えます!

OS 動作自体は、不安定ということもありませんし、良いと思いますが、 アプリケーションを make しようと思うと、すこし大変かも知れません。 やはり、packages が、ある程度きちんと配布される

DP2 が早く出て欲しい

ですね:-)。(もちろん、5.0-RELEASE の方がもっと良いです。:-p)


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