All Rights Reserved, Copyright (C) 2001, m@fjts.org
Last modified: Fri Jul 5 15:05:53 JST 2002
|前のページ
|メニューに戻る|
次のページ|
梅本さんから教えて頂いた AML ファイルの生成とプレロードの設定方法
梅本さんから AML ファイルの生成とプレロードの設定方法を教えて頂いたので、
それをこのページでまとめたいと思っています。
AML(ACPI Machine Language) ファイルを生成するためには、
まず、ASL(ACPI System Language) ファイルを生成する必要があります。
この ASL ファイルをコンパイルすることによって、AML ファイルが
できます。
AML ファイルをプレロードするのは、AML に問題が
あり、それを修正したい場合です。
- 生成した ASL ファイルを修正する。
- 修正した ASL ファイルをコンパイルして AML ファイルを作る。
- 2. で生成した AML ファイルをプレロードする。
という作業をすることよって、不具合を修正するという目的で
行われるようです。
また、岩崎さんから教えて頂いたのですが、
AMLを再作成してACPI DSDTデータをoverrideする目的として、
- OS側のAMLインタプリタの動作確認のためにのテスト用のDSDTデータを作成
- BIOSの中のDSDTにある不具合を一時的に修正
- 温度やバッテリ情報の取得などの処理をより効率的にすることも可能
ということもあげられるようです。
よって、
一般的には、必要の無い作業
と言えますし、
正常に動いている場合は、やらない方が無難
だと思われます。
ASL ファイルの生成
acpidump
というコマンドで ASL ファイルと DSDT ファイル
を生成するみたいです。このとき、
- ACPI を有効にして acpidump を使うと正常な ASL
ファイルが取得できない場合がある
ので、
- ACPI を無効にする
- single user mode にする
- acpidump で ASL ファイルと DSDT ファイルを取得
という手順で行います。具体的には、
- Boot: と出たところでスペースを押す
unset acpi_load
を実行して ACPI を無効にする
boot -s
で single user mode で起動
acpidump -o fiva206.dsdt > fiva206.asl
としました。この後、生成した ASL ファイルを修正するのですが、
その方法は、ここでは説明しません。
(というか、私には無理なので......。m(_ _)m)
AML ファイルの生成
次は、AML ファイルの作成です。これは、普通にシステムを起動させて
行います。AML ファイルを作成するためには、コンパイラが必要です。
コンパイラは、
/usr/ports/devel/acpicatools
に含まれていますので、これをインストールします。そして、
iasl -o fiva206.aml fiva206.asl
を実行することによって AML ファイルの完成です。:-)
AML ファイルのプレロードの設定
後は、/boot/loader.conf を編集するだけです。
AML ファイルを /boot/fiva206.aml に置いた場合、/boot/loader.conf
に次のような行を加えて下さい。
acpi_dsdt_load="YES"
acpi_dsdt_name="/boot/fiva206.aml"
これで設定はおしまいです。この設定を有効にするためには
再起動する必要があります。
このページを作るに当たっては、梅本さん、岩崎さんに
色々と教えて頂き、修正箇所を御指摘頂きました。
本当にありがとうございました。m(_ _)m
|前のページ
|メニューに戻る|
次のページ|